ノイス、悪戦苦闘!
2008年 08月 08日
ノイスの仕込みは悪戦苦闘。
今までと劇場の形・サイズが全然違い、新演出を余儀なくされ
舞台効果にさまざまな変化が加えられます。
・・・が、それに先立つこと、やく5時間前。
早朝のホテルのロビー。
なにやら、カンパニーの面々が集まっています。
何があるのでしょう。
実は、私たち一行と離れ、早朝に出発し、故郷ルーマニアへと帰ろうとする
運転手のペトレ、ミハイを見送ろうと、起きだしてきた人たちです。
朝食を終えてロビーに現れたペトレは、
うれしさを隠しきれない様子で
「but whaay?」
と一言。
女の子チームは、二人の交通安全を祈って、千羽鶴を二人に贈呈します。
去っていく二人と・・・
涙を隠しきれないのは、誰だ?
そして、戦いの時間がやってきました。
何しろ、狭く、奥行きはないので
ここでは、必殺の「雪」 の効果も封印。
登退場の整理・確認を行い、シンプルに作り直しながら、照明のあたりを確認していきますが、
当初、屋外劇場として設置されたこのグローブ座は、
夜がこない限り完全暗転がつくれません。
しかし、芝居の終盤、暗さが必要な時には、日は暮れているという目算があり・・・
張り出しのバルコニー部分も、力を合わせてはずしますということで・・・。
舞台監督のミヒャエルは、初めてこのパーツを外したよ、
とちょっぴりなぜかうれしそう。
字幕をきれいに出すために、これをやはり、どうしてもはずす必要があったのですが。
字幕、きれいに出ているの、わかりますでしょうか?
やはりこだわりの勝利です。
ちなみに、ここに来て、初めて英語の字幕が投影されています。
当初、ハンガリーやポーランドでは英語字幕表示の予定でいたのですが、
旅の途中で、ハンガリー、ポーランドそれからロシア語圏でも、
新システムを組んで急遽、現地語のテキスト投影していましたから、
英語字幕投影オペのつもりで旅に参加した映像の木村さん、
(今までの字幕投影でも大活躍だったのですが)
ここで初めて、本来やるはずで当初から用意していた英語字幕を、
ようやく初めて投影しております。
(ちなみにドイツ人は、系統が近いのもあって英語はだいぶわかるようです)
ヨーロッパツアーの最後ということで、全体的に力が入っているのを感じます。
こちらは、楽屋で準備するみなさん。
こちらは操作卓ふきんのスタッフのみなさん。
どうしても特殊な形の劇場で、本番オペをするみなさんは、
座ると舞台が見えないので、立ったまま操作をしています。
この日から、(短い期間でしたが)私たちの旅に合流した翻訳家の松岡和子さんが、
どこか満足そうに舞台を眺めていました。
機構上、しょうがないものは、いっそさっぱり諦めて、
オリジナルの能舞台の表現に、
もどっいったような感じがします。
こうして場あたりも、みなさんの予想より順調にすすみ、
まだ明るい内に作業を終えることができました!
(20時、全然明るいです。)
さあ、いよいよ明日は、ヨーロッパ公演の最後、ノイスでの公演です!
今までと劇場の形・サイズが全然違い、新演出を余儀なくされ
舞台効果にさまざまな変化が加えられます。
・・・が、それに先立つこと、やく5時間前。
早朝のホテルのロビー。
なにやら、カンパニーの面々が集まっています。
何があるのでしょう。
実は、私たち一行と離れ、早朝に出発し、故郷ルーマニアへと帰ろうとする
運転手のペトレ、ミハイを見送ろうと、起きだしてきた人たちです。
朝食を終えてロビーに現れたペトレは、
うれしさを隠しきれない様子で
「but whaay?」
と一言。
女の子チームは、二人の交通安全を祈って、千羽鶴を二人に贈呈します。
去っていく二人と・・・
涙を隠しきれないのは、誰だ?
そして、戦いの時間がやってきました。
何しろ、狭く、奥行きはないので
ここでは、必殺の「雪」 の効果も封印。
登退場の整理・確認を行い、シンプルに作り直しながら、照明のあたりを確認していきますが、
当初、屋外劇場として設置されたこのグローブ座は、
夜がこない限り完全暗転がつくれません。
しかし、芝居の終盤、暗さが必要な時には、日は暮れているという目算があり・・・
張り出しのバルコニー部分も、力を合わせてはずしますということで・・・。
舞台監督のミヒャエルは、初めてこのパーツを外したよ、
とちょっぴりなぜかうれしそう。
字幕をきれいに出すために、これをやはり、どうしてもはずす必要があったのですが。
字幕、きれいに出ているの、わかりますでしょうか?
やはりこだわりの勝利です。
ちなみに、ここに来て、初めて英語の字幕が投影されています。
当初、ハンガリーやポーランドでは英語字幕表示の予定でいたのですが、
旅の途中で、ハンガリー、ポーランドそれからロシア語圏でも、
新システムを組んで急遽、現地語のテキスト投影していましたから、
英語字幕投影オペのつもりで旅に参加した映像の木村さん、
(今までの字幕投影でも大活躍だったのですが)
ここで初めて、本来やるはずで当初から用意していた英語字幕を、
ようやく初めて投影しております。
(ちなみにドイツ人は、系統が近いのもあって英語はだいぶわかるようです)
ヨーロッパツアーの最後ということで、全体的に力が入っているのを感じます。
こちらは、楽屋で準備するみなさん。
こちらは操作卓ふきんのスタッフのみなさん。
どうしても特殊な形の劇場で、本番オペをするみなさんは、
座ると舞台が見えないので、立ったまま操作をしています。
この日から、(短い期間でしたが)私たちの旅に合流した翻訳家の松岡和子さんが、
どこか満足そうに舞台を眺めていました。
機構上、しょうがないものは、いっそさっぱり諦めて、
オリジナルの能舞台の表現に、
もどっいったような感じがします。
こうして場あたりも、みなさんの予想より順調にすすみ、
まだ明るい内に作業を終えることができました!
(20時、全然明るいです。)
さあ、いよいよ明日は、ヨーロッパ公演の最後、ノイスでの公演です!
by iede-shacho
| 2008-08-08 05:22